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专利摘要:
公开号:WO1989000018A1 申请号:PCT/JP1988/000645 申请日:1988-06-27 公开日:1989-01-12 发明作者:Tatsuo Fukuoka 申请人:Tatsuo Fukuoka; IPC主号:A43B17-00
专利说明:
[0001] 糸田 書 靴 の 中 敷 技 術 分 野 [0002] 本発明は靴底の上面に使用ざれる中敷に関し、 特に 2枚の表面層が支持柱で 連結されてその間にクッション性の中空層が形成ざれた中敷の改良に関する。 背 景 技 術 [0003] 上層と下層とを支持柱で連結して中間に中空層を設け、 上層に多数の小孔が 穿設された中敷は提案されている (実公昭 5 9— 2 7 1 3 4号公報、 実公昭 4 2 - 2 6 5 4号公報、 実公昭 5 9— 4 0 8 0 9号公報) 。 [0004] これ等従来の中敷は、 中空餍を強制換気する為に使用し、 あるいは、 空気ク ッシヨンによる快適な履き心地を得る為に使用ざれる。 強制換気と空気クッシ ヨンとは、 中敷が足で踏まれた時に押し潰されて中空層の容積が減少すること によって実現ざれる。 即ち、 中敷は、 足で踏まれたときには、 薄く押し潰され、 押されない状態では、 それ自体の弾力性で高く復元する。 言い替えれば、 押さ れた時と、 押されない時の中空層の内容積の変化量を大きくすることが、 強制 換気と空気クッションを良くする為に大切である。 中敷を厚くして中空層の容 積を大きくすると、 中空層内容積の変化量を大きくできる。 [0005] 靴の中に敷き込んで使用される中敷は、 厚ざに著しく制限を受ける。 厚い中 敷は、 靴をきつくするので全ての靴に使用できない。 この為、 厚い中敷は、 如 何に強制換気量が多く、 しかも、 クッションが良くても、 靴の中に敷き込んで 使用できない。 靴に敷き込んで使用する中敷は、 厚くても 4mni以下、 好ましく は 3〜1 . 5闘と相当に薄くしなければならない。 ところが、 全体の厚さが 2 mmの中敷は、 上層と下層との厚ざを 0 . 5瞧と薄くしても、 中空層の厚さは僅 か 1画に過ぎない。 [0006] また、 上層が支持柱に押し上げられることによって、 中空層の容積は弾性的 に拡大される。 支持柱は、 足で押圧されない非押圧状態 (正確には、 足の抨圧 力が零にならない部分があるので、 この部分は押圧力が低下した状態) で、 上 曆を押し上げる弾性が要求される。 足の踏みつけ押圧力は相当に強いので、 多 数の支持柱、 あるいは太い支持柱で上層を強い力で押し上げる必要がある。 足 が中敷を強く押圧しない非押圧状態に於て、 上層を弾性力で押し上げることが できる支持柱は相当に硬く、 足で踏みつけられた状態で、 完全に押し潰される ことがない。 この為、 支持柱の近傍の上層は完全に押し潰ざれない。 この為、 押圧状態と非押圧状態に於ける中空層の実質内容積の変化量が減少する。 特に、 支持柱は、 多数あるいは太いものが設けられているので、 支持柱は、 中空層の 容積変化量を相当に減少させる。 [0007] 本発明は、 更にこの欠点を除去することを目的に開発ざれたもので、 本発明 の重要な目的は、 全体の厚さを薄く出来るにもかかわらず、 押圧状態と 押圧 状態に於ける中空層の実質容積変化量が大きくでき、 強制換気あるいは空気ク ッシヨンに優れた靴の中敷を提供するにある。 発 明 の 開 示 [0008] 中敷は、 上層と下層と支持柱とを備えている。 上層と下層とは外同で連結さ れて内部に、 気密あるいは 気密の中空層が形成されている。 支持柱は、 上層 と下層との間に多数設けられており、 上層を弾性的に支持している。 支持柱は 上層または下層と一体的に成型ざれており、 上層と下層と支持柱とは可境性を 有する合成樹脂で成型ざれている。 支持柱は、 弾性変形する中空筒状に形成さ れている。 [0009] 支持柱は、 上層または下層と一体的に成型されており、 しかも中空の筒状に 成型されているので、 薄い肉厚で強い支持力を実現する。 この支持柱は、 足で 踏まれた時には薄く押し潰ざれ、 足の踏まれない時には上層を充分に押し上げ ることができる。 即ち、 歩行するときに、 上層の上下移動量を多くして快適な 履き心地を実現する。 図 面 の 簡 単 な 説 明 [0010] 第 1図および第 2図は本発明の中敷の非押圧状態と押圧状態とを示す拡大断 面図、 第 3図および第 4図は従来の中敷の非押圧状態と押圧状態とを示す断面 図、 第 5図および第 6図は本発明の一実施例を示す中敷の横断面図および平面 図、 第 7図は他の実施例の中敷を示す平面図、 第 8図は第 7図の中敷の横断面 図、 第 9図は第 7図の中敷の一部を示す拡大斜視図、 第 1 0図および第 1 1図 は他の実施例を示す中敷の要部拡大断面図、 第 1 2図は他の実施例を示す中敷 の断面図、 第 1 3図は第 1 4図の A— A線断面図、 第 1 4図は更に他の実施例 を示す中敷の平面図、 第 1 5図は第 1 4図に示す中敷の側面図である。 発明を実施するための最良の形態 [0011] 第 5図と第 6図に示す靴の中敷は、 全体がポリ塩化ビエル、 E V A、 ボリエ チレン、 ポリウレタンとポリ塩化ビニルの混合体、 アクリル等の合成樹脂でも つて一体的にブロー成形されている。 [0012] この中敷は、 上層 5 1と下層 5 2とが外周で気密に連結されて、 内部に気密 の中空餍 5 3が形成ざれ、 上層 5 1と下層 5 2とは、 支持柱 5 4で連結ざれて いる。 [0013] 支持柱 5 4は、 弾性変形する中空筒状に形成ざれている。 中敷に設けられた 無数の支持柱 5 4は、 上層 5 1と下層 5 2の何れか一方に開口している。 半分 の支持柱は上層 5 1に、 残りの半分が下層 5 2に開口されている。 このように、 上層 5 1と下層 5 2との両方に支持柱 5 4が開口するものは、 中敷の上下を反 転して表裏の区別なく使用できる特長がある。 [0014] 第 5図に於て、 上層 5 1に開口する支持柱 5 4は上層 5 1と一体的に成型さ れて、 上層 5 1から下層 5 2に向かって延長ざれている。 この支持柱 5 4は、 下端が下層 5 2の内面に接触し、 必要ならば、 その下端が下層 5 2の上面に接 着ざれている。 下層 5 2に開口する支持柱 5 4は、 下層 5 2に一体成型ざれて、 上層 5 1に向かって延長し上端が上層 5 1の下面に接触、 又は接着ざれている。 好ましい実施例に於ては、 上層に開口されている支持柱は、 下端が下層に接 着され、 下層に開口されている支持柱は、 上端が上層に接着ざれる。 上下両端 が上層と下層と連結ざれた支持柱を有する中敷は、 支持柱によって上層と下層 との間隔が一定に ί呆持されて、 中敷の中間が広がらない特長を有する。 ただ、 使用状態に於ては、 支持柱には押圧力が作用するので、 必ずしも支持柱の先端 を接着する必要はない。 従って本願の中敷は、 支持柱の一端が上層と下層のい ずれかに固定されて、 他端が接着ざれずに単に接触する構造、 あるいは、 支持 柱の両端が上層と支持柱とに連結された実施例とがある。 [0015] 互いに一体的に成形ざれる、 支持柱と上層と下層の柔軟性、 即ち、 クッショ ン性は、 使用材料とその厚さとで調整できる。 ポリ塩化ビュルの場合、 混入す る可塑材の量で柔軟性が調整でき、 ポリ塩化ビニルとボリゥレタンとをブレン ドした合成樹脂の場合、 ボリウレタンの混合量を増加すると柔軟にできる。 支持柱と上層と下層の柔軟性は、 これを靴内に敷込んだときに、 歩行の毎に - - 変形する程度、 好ましくは手で押圧して変形できる程度に調整する。 上層と下 層と支持柱とをポリ塩化ビエルで成形する場合、 上層と下層の厚さをそれぞれ 0 . 2〜 0 . 6 mm、 好ましくは 0 . 3〜 0 . 5關、 支持柱の厚ざを通常 0 . 1 〜 0 . 5、 好ましくは 0 . 2〜 0 . 4圆とする。 [0016] 中空層 5 3が気密の中敷は、 支持柱 5 4の弾性支持力に加えて、 中空層 5 3 の空気クッションにも支持ざれて押し潰ざれるのが防止される。 従って、 支持 柱 5 4の弾性支持力の一部を空気クッシヨンに分担ざせることができ、 支持柱 5 4を相当に薄くして上層 5 1を好ましい弾性力で支持できる。 [0017] 第 5図と第 6図とに示すように、 支持柱 5 4の先端に貫通孔 5 5を穿設して 中敖上下面の通気性を向上することもできる。 この場合、 中空部が下層 5 2に 閗ロする上向きの支持柱 5 4の上端に貫通孔を穿設するのが良い。 [0018] 莨通孔 5 5は、 例えば、 第 6図に示すように、 中敷の踵部と足先部とに穿設 するか、 あるいは、 全体ないしはほぼ全体の支持柱の先端に穿設することも可 能である。 [0019] 第 5図と第 6図に示す中敷は、 上層 5 1と下層 5 2との間に設けられている 中空層 5 3全体が連通して区画されておらず、 中空層 5 3内で空気が自由に流 動する。 [0020] 更に、 第 7図ないし第 9図に示す中敷は、 支持柱 7 4の上下両端が開口され ている。 また、 第 7図に示す中敷は、 上層 7 1を貫通して、 中空層 7 3に連通 する強制送風孔 7 8が穿設ざれている。 強制送風孔 7 8は、 踵部と足先部とに 穿設ざれており、 踵部に比べると換気が悪くて湿り易い足先部に多く穿設され ている。 [0021] 第 8図と第 9図とに示すように、 支持柱 7 4の上下両端が閲口ざれている中 敷は、 中敷を貫通して空気が上下に流通換気できる。 また、 中空層に連通して 強制送風孔 7 8が穿設されている中敷は、 歩行の度に中空層が膨張と圧縮とを 繰り返して強制送風する。 即ち、 足で上層 7 1が踏みつけられた時に中空層が 圧縮ざれて内部の空気を足の裏に送風し、 反対に、 足の踏みつけが解除される と、 支持柱 7 4の弾力性で中空層が膨張して、 足裏の空気を吸入する。 [0022] 好ましいことに、 通常の歩行状態にあっては、 足を前方に出して地面に下ろ す時、 中敷は、 先に踵部が押圧ざれ、 その後、 次第に足先部が押圧される。 従 つて、 中空層から空気が吹き出し送風される状態にあっては、 踵部の強制送風 孔 7 8が踵で閉塞されると共に、 .この部分が押し潰されて足先部の強制送風孔 7 8から送風ざれる。 即ち、 踵部と足先部の両方の強制送風孔から一緒に中空 層の空気が送風ざれるのではなく、 蒸れ易い足先の強制送風孔 7 8から多量の 空気が送風される。 又、 歩行時に足を地面から持ち上げる状態にあっては、 踵 部が先に地面から離れ、 その後履物全体が地面から持ち上げられる。 よって中 敷が膨張する状態にあっては、 先に踵部の強制送風孔が足の裏から離れ、 その 後次第に足先部の押圧状態が解除ざれる。 従って、 足先部が足の裏で閉塞され た^:態で踵部の強制送風孔 7 8が間口して中空層に空気が吸入ざれる。 この為、 中空層の空気吸入は踵部からが多く、 吹き出し送風空気量は足先部が多くなる。 言い替えれば、 中空層は、 湿気が少ない踵部から空気を吸入して、 蒸れ易い足 先部に送風して蒸れを効果的に解消できる特長が実現できる。 [0023] 第 9図と第 1 0図の拡大垂直断面図は、 周画に小凸条 7 6、 1 0 6が設けら れた支持柱 7 4、 1 0 4の例を示す。 この中敷は、 支持柱 7 4、 1 0 4が上層 7 1、 1 0 1と下層 7 2、 1 0 2に連結されて、 中間に気密層 7 3、 1 0 3が 設けられている。 下層の上端には貫通孔 1 0 5が開口されている。 この中敷は、 上層の上面が足の裏に密着せず、 小凸条 7 6、 1 0 6が足の裏の局部に接触し て、 上層 7 1、 1 0 1の面接触状態を解消して足裏と上面との間の通気性を向 上し、 更に、 足裏局部を押圧して指圧刺激する。" [0024] 更に、 第 1 1図の拡大断面図に示す支持柱 1 1 4は、 上層 1 1 1から突出し て突起 1 1 7を形成している。 支持柱 1 1 4の下端は閲ロざれ、 また、 上端に 莨通孔 1 1 5が設けられている。 支持柱 1 1 4は下層 1 1 2と上層 1 1 1に連 結され、 上層 1 1 1と下層 1 1 2との間に中空層 1 1 3が設けられている。 こ の中敷も、 前述の第 1 0図の中敷と同様の効果がある。 [0025] 本発明の中敷は、 射出ブロー成形、 射出 ·押出ブ□一成形、 シートプロ一成 形等のブロー成形によつて全体を一体成形して最も簡単に製造できるが、 上層 と下層とを別々に成形し、 外周を超音波やヒ一トシール等の方法で溶着するこ とによっても製造できる。 この場合、 中空部が上層に開口する支持柱は上層と 一緒に成形され、 下部に開口する支持柱は下層と一緒に成形する。 [0026] 以上の構造を有する中敷は、 上層と下層とを支持柱で連結すると共に、 支持 柱が、 内部の中空部が密閉されない中空筒状に形成ざれている。 密閉ざれない 中空筒状の支持柱は、 極めて薄くして強い弾性支持力を発生する。 [0027] 支持柱が上層を支える力は、 支持柱の水平断面積に比例する。 例えば、 直径 が 2國 øで内部が合成樹脂で詰まっている支持柱は、 外径が 3關 øで、 厚さが 僅か 0 . 4mmの支持柱と同一の断面積となり、 同一の支持力となる。 更に、 外 径が 4關 øで、 肉厚が 0 . 2 7 mmの中空筒状の支持柱も、 直径が 2画の中空で ない支持柱と同一断面積、 同一支持力を有する。 [0028] 太くて中空でない支持柱と、 中空筒状の支持柱が押し潰ざれる状態を、 第 1 図ないし第 4図に示す。 [0029] 第 3図に示すように、 中が合成樹脂で詰まった太い支持柱 3 4は、 第 4図に 示すように、 足で踏んで押圧ざれた時には、 それ自体が変形するが完全に押し 潰されることがなく、 上層 3 1と支持柱 3 4との間に厚い空気層 3 3が残り、 上層 3 1と下層 3 2とが多少離れた状態で押し潰ざれる。 [0030] これに対して、 第 1図に示すように、 密閉ざれない中空筒状の支持柱 4は、 これが押圧されると、 第 2図に示すように、 薄い支持柱 4はほぼ完全に押し潰 ざれ、 上層 1と下層 2とが互いに接近し、 押圧時と非押圧時との中空層 3の内 容積の変化量を大きくできる。 [0031] 中空筒状である支持柱 4は、 外径を 2國 øから、 僅か外径 3圆 øに拡大する ことによって、 肉厚を直径の 2關から 0 . 4 と、 5分の 1に極減でき、 また、 2固 øから 4mmの中空筒状の支持柱とすることによって、 肉厚を 2 mmの直径か ら 0 . 2 7 mniと、 約 7分の 1に極減できる。 [0032] 薄い支持柱は、 足で押圧ざれると、 ほぼ完全に押し潰されて中空層の強制換 気量、 あるいは、 クッション性を著しく向上する。 特に、 本発明の中敷は、 押 し漬ざれた時の厚さを薄くして強制換気量等を向上するので、 中敷を薄くして、 換気あるいはクッション作用を向上できる特長が実現できる。 [0033] この為、 強制換気、 あるいは、 クッション性に優れ、 しかも全体の厚さが極 めて薄くできる理想の中敷が実現できる。 [0034] 中空層が気密に密閉ざれる場合、 中空層内に水や薬剤等の液体を充塡するこ とによって、 クッション性を硬くできる。 液体が充塡された中空層は、 内部で 液体が移動することによって、 押圧部分が薄く変形する。 中空層に薬液を充塡 する場合、 使用するに従ってこれが上層を貫通して表面移行して薬効を生ずる 特に使用時に足で踏み付けて中空層を加圧することによって薬剤の表面移行を 促進できる。 [0035] 第 1 2図に示す靴の中敷は、 上層 1 2 1と下層 1 2 2の外周が気密に連結ざ れて内部に気密層 1 2 3が形成され、 気密層 1 2 3内に薬液 1 2 8が充填され ており、 上層 1 2 1と下層 1 2 2どは、 支持柱 1 2 4で連結ざれている。 上層 1 2 1と下層 1 2 2とは、 足で踏んで変形する可掉性と、 薬液 1 2 8が 経時的に表面移行する表面移行特性とを有する合成樹脂シートであって、 中敷 が靴内にあって、 足で踏みつけられたときに、 気密層 1 2 3の薬液 1 2 8が上 層 1 2 1の合成樹脂シート内を表面移行して足裏に薬効を生ずる合成樹脂、 例 えば、 ポリ塩化ビニル、 E V A、 ポリエチレン、 ボリウレタンとポリ塩化ビニ ルの混合体、 ァクリル等の合成樹脂でもって一体的にブロー成形ざれている。 ポリ塩化ビニルは、 柔軟性を調整する為に成形時に可塑剤が混台されるが、 この可塑剤は気密層 1 2 3内の薬剤を表面移行させるキヤリャの作用をする。 従って、 ボリ塩化ビニルで成形した中敷は、 薬液〗 2 8の表面移行量を多くで き、 特に、 可塑剤の混合量を調整して、 柔軟性と共に薬液 1 2 8の表面移行量 も調整出来る特長がある。 [0036] その他、 E V A、 ポリエチレン、 ボリウレタンとポリ塩化ビニルの混合体、 ァクリル等の合成樹脂は、 ポリ塩化ビニルに比べると薬液の表面移行量が少な いが、 厚ざを薄くすることで表面移行量を増加できる。 [0037] 上層 1 2 1と下層 1 2 2と支持柱 4とをポリ塩化ビニルで成形する場合、 上 層 1 2 1と下層 1 2 2の厚ざは、 それぞれ 0 . 2〜0 . 6咖、 好ましくは 0 . 3〜0 . 5 mmの範囲に調整される。 [0038] 上層 1 2 1と下層 1 2 2とを、 E V A、 ポリェチレン、 ポリウレタンとポリ 塩化ビニルの混合体、 アクリル等の合成樹脂で成形する場合、 上層 1 2 1と下 層 1 2 2の厚さは、 ポリ塩化ビニルの場合の 9 0〜3 0 %の厚ざとして多少薄 くするのが良い。 [0039] 気密層 1 2 3内に充塡ざれる薬液 1 2 8には、 水虫薬、 防臭薬、 芳香薬、 防 菌薬等、 靴内にあって靴内を衛生処理でき、 しかも上層 1 2 1を貫通して経時 的に表面移行する全ての薬液 1 2 8が使用できる。 この薬剤には、 酢酸、 食酢、 エチルアルコール、 逆性石鹼水、 クレゾ一ルセ ッケン液、 ォキシドール、 アクリル、 ァニコ (登録商標) 等の薬液が使用でき る。 [0040] 薬液 1 2 8に食酢を使用したものは、 食酢がもともと食用に使用ざれるので 副作用等の心配が全くなく安心して使用でき、 しかも、 足の裏の水虫に対して 極めて優れた治癒効果がある。 [0041] 食酢が水虫治癒の特効薬であることは従来から知られていた。 ところが、 簡 単な方法で食酢を連続して足に塗布することが出来ずゝ 従来は、 食酢を容器に 入れて足を浸漬する等、 手間のかかる自宅治療が行われていた。 [0042] 食酢入りの中敷は、 自宅治療にとどまらず、 靴を履いた状態で、 足の裏に連 して効果的に塗布できるので、 水虫治療の効果は正に想像を絶する。 [0043] ちなみに、 本発明者が実際に試作して実験したところ、 1曰に 8時間、 食酢 入りの中敷を靴に敷込んで履いたところ、 わずか 3曰で足裏を搔きたい感じが なくなり、 6〜8日頃には足裏の皮膚が奇麗になって水虫はほぼ完治した。 な お、 実験に使用した中敷は、 上層 1 2 1と下層 1 2 2に厚さが 0 . 4卿のポリ 塩化ビニル樹脂を使用し、 内部に充塡する食酢には、 3 eeの粕酢を使用した。 ところで、 気密層 1 2 3に薬液 1 2 8を充塡するには、 第 1 2図の右端に示 すように、 中敷の外周の一部を厚く成形して充堪部 1 2 9を設け、 ここに注射 針を挿通して内部に薬液 1 2 8を充塡し、 その後、 充堪部 1 2 9をそれ自体の 弾性で水密に閉塞するか、 あるいは、 充塡部 1 2 9を加熱溶着するか、 或はま た、 接着剤を使用して注射針の揷通孔を密閉する。 [0044] 更に、 第 7図ないし第 1 1図に示す中敷は、 強制送風孔 7 8を設けることな く、 気密の中空層とし、 この中空層に薬液を充塡することができる。 [0045] 外周が気密に連結された中敷は、 点状に設けられた支持柱で区画されず、 中 - - 敷の全体に連通する気密の中空層が設けられる。 連通する気密の中空層内に充 塡されて薬液は、 全体に分散して均一に行き渡り、 表面移行する薬剤で足裏全 体に塗布し、 しかも薬液が完全に消費されるまで足裏全体に薬効を持たせる。 ただ図示しないが、 上層と下層とを線状に密着して、 複数に区画ざれた気密の 中空層を設けることも可能である。 [0046] 上層を表面移行する薬液量は、 上層の厚さと材質とで自由に調整できる。 こ の構造の中敷は、 足で踏み付けられたときの押圧力と、 合成樹脂シート自体の 表面移行性とで、 上層内に薬液を表面移行させるので、 歩行して踏み付けたと きに、 多量の薬液が表面移行する。 不使用時において、 中敷は足で押圧ざれな い。 従って、 不使用時に消耗する薬液量を極減できる。 この為、 薬液がより有 効に使用ざれると共に、 極めて長い持続性が実現でき、 更に、 流通販売過程で の薬剤による弊害を極減して包装等を簡素化できる。 [0047] また、 気密層から表面に移行した薬液は、 上層が柔軟で足の裏に沿って変形 する為、 足の裏により広い面積で接触する。 この為、 表面に付着する上層が、 従来の硬い上層では接触できなかつた足裏の凹部にもより広い面積で接触し、 足裏をより広く殺菌する等の薬効が実現する。 このことは、 薬効に酢等の水虫 薬を使用するときに特に効果的である。 というのは、 水虫は足の凹部に発生し 易く、 又、 この部分が最も治癒し難いが、 本発明の中敷は、 凹部にもよく接触 して水虫薬をくまなく塗布し、 足裏全体の水虫を極めて効果的に減退できる。 更に又、 この構造の中敷は、 従来の中敫のように、 上層が変形しても内部の 薬剤が一時に絞り出されることがない。 反対に、 上層を柔軟にすることによつ て、 薬液を効果的に表面移行させている。 この為、 上層を薄く して柔軟な合成 樹脂製とすることができ、 全体が安価に多量生産できると共に、 液体充塡独特 の優れたクッション性によって、 快適な履き心地が実現できるという付随的な 効果も斯待できる。 [0048] 更に又、 前述の中敷は、 液状の薬液は、 上層と下層とを一体成形した後、 例 えば、 注射器等を使用して簡単に薬液が充塡でき、 更に必要ならば、 上層と下 層との外周にゴム状弾性体の厚い部分を設けることによって、 使用者は注射器 等を使用して薬液に補充ができる構造にもできる。 [0049] 更に、 この構造の中敷は、 全体の厚さが薄いにもかかわらず、 薬液の充塡量 を相当に多くできる。 このことは、 薬液が無駄に使用されないことと相乗して、 薬効の持続性を著しく延長できる'。 [0050] 第 1 3図、 第 1 4図と第 1 5図に示す中敷は、 上層 1 3 1が立体曲面上に形 成ざれている。 上層 1 3 1の立体曲面は、 これが足の裏に沿うことによって、 快適な履き心地が得られ、 かつ、 健康に良いように、 人間工学的な曲面に形成 されている。 即ち、 足先部は緩いカーブで外同が高くなるように湾曲し、 後ろ 半分の部分は、 外同が高く湾曲している。 また、 土踏まず部 1 3 6と勇泉部分 1 3 7は緩いカーフ"で盛り上がつている。 立体曲面状の上層 1 3 1は、 高さが 異なる支持柱 1 3 4で支持ざれて、 下層 1 3 2に連結ざれている。 即ち、 中敷 外周部分と、 土踏まず部と、 勇泉部の支持柱 1 3 4は高く、 その他の部分の支 持柱 1 3 4は低く形成ざれている。 [0051] この形状の中敷は、 靴内に脱着自在に敷込み、 または、 靴底の上部に接着し て使用される。 この中敷が靴底に接着ざれる場合、 平面状の靴底に接着して、 底の上面を簡単に立体曲面にできる。 靴の底に接着ざれる中敷は、 後ろ半分の 部分に皮等のシート材が接着される。 [0052] ところで、 立体曲面状に形成ざれた上層 1 3 1の下方に形成ざれる中空層 1 3 3に薬液を充塡する中敷は、 上層が特に広い面積で足の裏に接触し、 足裏の 広い部分に薬液を供給して薬効を向上する。 特に、 中空層に水虫薬が充塡され た中敷は、 上層の上面に表面移行した薬剤が、 足裏の凹部にまで供給ざれて足 裏をより広い面積で水虫治療する。 産 業 上 の 利 用 可 能 性 [0053] 以上のように本発明の中敷は、 上層と下層との間を中空状にして支持柱で連 結し、 更に、 支持柱を中空筒状としているので、 薄くて軽くてクッション性が 良く、 しかも安価に多量生産できるので、 殆どの履物に便利に利用できる。 ま た、 内部の中空層を密閉して薬液を充塡することによって、 水虫治療に効果が ある中敷として使用することもできる。
权利要求:
Claims 求 の 範 画 l . 上層と下層とが外 Hiで連結されて内部に中空層が形成され、 上層と下層 との間に多数の支持柱が設けられており、 支持柱は上層または下層と一体的に 成型ざれており、 上層と下層と支持柱とは可橈性を有する合成樹脂で成型され ており、 支持柱は弾性変形する中空筒状に形成されており、 中空層が非密閉構 造である中敷。 2 . 中空層が閉鎖ざれるが気密に密閉ざれない特許請求の範囲第 1項記載の 中敷。 3 . 上層と下層とが外周で連結されて内部に中空層が形成され、 上層と下層 との間に多数の支持柱が設けられており、 支持柱は上層または下層と一体的に 成型されており、 上層と下層と支持柱とは可撓性を有する合成樹脂で成型され ており、 支持柱は弾性変形する中空筒状に形成ざれており、 中空層が気密に密 閉されている中敷。 4. 中空層に薬液が充填されており、 上層と下層の何れかは、 充塡されてい る薬液が経時的に表面に移行する表面移行特性を有し、 中空層に充塡されてい る薬液が表面移行して足の裏に薬効を生ずる特許請求の範囲第 3項記載の中敷。 5 . 上層と下層と支持柱とがプロ一成型されている特許請求の範囲第 1項ま たは第 3項記載の中敷。 6 . 支持柱の上端が上層から突出している特許請求の範囲第 1項、 又は第 3 項記載の中敷。 7 . 支持柱の上端の周縁に小凸条が設けられている特許請求の範囲第 1項、 又は第 3項記載の中敷。
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法律状态:
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